« ギンヤンマ | トップページ | あめんぼう »

2010年8月10日 (火)

戦争の絵本

2010.8.8付 朝日歌壇より
戦争を知らぬ私が戦争の絵本を子らに読み聴かせおり:(和泉市)星田美紀

作者は子育ての歌を多く朝日歌壇に寄せて選ばれています。
もうそろそろ小学校かな、とも思います。
若いお母さんです。

戦争を経験した者のみが戦争を語りうる、などというようなことはありません。決してありません。
戦争体験を引き継ぐというのは、ただ体験者が体験を語ること、ではないのです。
その体験を自分自身に引き受けて、自分の言葉で語ること、それが「引き継ぐ」ということでしょう。
そうでなければ、体験などというものが長く引き継いでいけるわけがない。

昔、工業高校で荒々しい生徒たちを広島の修学旅行に引率し、被爆者の話を聞く機会を持ちました。生徒たちが話を聞かないのではないかと心配したのですが、とんでもない。
咳一つもせず、長い時間を聞き入っていました。騒がしくするのではないかと疑ってしまって心の底から生徒たちに申し訳なかった、と反省しました。
自分の受け持つ生徒たちに本当に感謝したことでした。

戦争を語り継ぐということは、心を受け継ぐことです。
若い母親の優しい言葉で戦争の絵本を読み聴かせてもらう子の成長を頼もしく思います。

{自分のことをじいさんと言ってますが、私は昭和23年生まれですので、戦後生まれです。念の為。「戦争を知らない子供たち」を自分のこととして口ずさんだ世代です。}

« ギンヤンマ | トップページ | あめんぼう »

崩彦俳歌倉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 戦争の絵本:

« ギンヤンマ | トップページ | あめんぼう »

2021年5月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ