明易し
2010.7.11付 朝日俳壇より
生きてゐる間のことぞ明易し:(茅ケ崎市)川村敏夫
大串章 評:「明易し」も「暮早し」も生きていればこそ。日本の四季を大切に味わいながら生きていきたい。
夏至の頃、東京の日の出は4:25だったのですが、今日7月13日の日の出は4:35です。
もう10分も遅くなりました。
別に「日本の四季」とことさら、「日本」をつけることはないのだと思います。
夏至の頃には北半球では日の出が早い、地球的なことです。
日の出るといい、日の暮れるといい、日が経つといい、季節がうつろうといい、年を重ねるといい、時間の経過を味わうことができるのも生きていればこそ。
時の経過を身に刻むこと、それが生きることであり、老いることでもあります。
幼い人に比べれば、老いた身には時の経過の早いこと。
身に沁みますね。
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