オオスカシバ:2
6月22日。続き。
もう夢中で撮りまくり。
こんな写真が撮れるなんて、ラッキー。
ホバリング中ですが、翅まで停止して見えます。
ご存知ない方のために、ひとこと。
この昆虫、いわゆる「蛾」です。
翅が透明だし、ブンブンすごい音を立てて飛び回るので、大型のハチかと誤解する方もいます。中には、小型のハチドリが日本にもいるのか、と思った外国人の方もいらっしゃるとか。
チョウ目 > スズメガ科 > ホウジャク亜科 > オオスカシバ です。
幼虫はスズメガの仲間の特徴で、しっぽがあります。これがまた刺さるのではないか、と思う方もいて。柔らかい肉質で刺さりません。
クチナシ、ヒメクチナシなどを食べます。今頃の時期クチナシが香りますね。木の下を見て頂いて、ころころと黒い塊が落ちていたら、オオスカシバの幼虫がどこかにいる証拠です。
蛹を経て、羽化したてのときは、翅に鱗粉がついていて不透明です。体を乾かし、翅をふるうとその鱗粉は落ちて、写真のように透明になるのです。
口吻を見てください。
二本をあわせて一本の管にしたことが分かります。チョウも同じです。羽化直後には二本に分かれていますが、一本にまとめる動作をします。
こんなショットも撮れました。ホバリング中。
口吻がゼンマイ状に巻いていますね。
翅にねじりをかけて、あおるようにして空中に停止しているようです。
うれしいですねぇ。こういう写真って、プロの写真家にしか撮れないような気がしていました。「わたしにも写せます」って。
(参議院の議長さんまでやった扇千景さんが8mmカメラのCMで「わたしにも写せます」といっていたのを知っていらっしゃる方は、私などと同年代だなぁ、きっと。)
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