理由
2010.7.19付 朝日歌壇より
始まりに理由なけれど終わりには理由がありて君を失う:(京都市)敷田八千代
永田和宏 評:成程これは真理だろう。若い作者の自己省察に驚くが、その「理由」に思い当たるのが悲しく切ない。
永田氏は「理由」に「思い当たる」のでしょうか? わからない。理由そのものには一切言及していないのだし。
「存在した理由」とはなんだったのか。
時空に伸びる「二本の人生」の、撚り合わせることのかなわなかった姿、に悲しみを覚えます。
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