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2010年7月14日 (水)

蝸牛

2010.7.11付 朝日俳壇より
急がざる己を信じ蝸牛:(平戸市)辻美彌子
 稲畑汀子 評:ゆっくりと這っている蝸牛に心を寄せている作者。やがて蝸牛を自分に置きかえて共感を持つ。作者の悟りともみえる。

最初っから、カタツムリに思い入れしながら見ているんですよ。
そう、そうよね、急ぐことなんかないのよね、と内心自分に、ふっとカタツムリに、語りかけているのでしょう。

私なんぞはもう50年近くも前から、「私の辞書に『急ぐ』という言葉はない」と公言しているので、悟りとも何とも、ごく当たり前のことなんですけどね。

青信号は渡らない。って、お分かりになります?
渡っている途中で点滅が始まっても、私は急いだり走れない、だから、ひと信号やり過ごして、赤になるのを待ち、その赤が青になったら渡るんです。

電車は、降りる駅の階段に最も遠いところに乗る、ってご存知ですか?
階段に近いところのドアからは人がどっと流れだす。怖い。私を起点とする将棋倒しを起こしかねない。だから、急ぐ人たちが全部いってしまった後から、のんびりとぼとぼ行くのです。

いざとなったら走ればいい、と「急ぐこと」を自分に留保している人をみると、きつい言い方をすれば、残酷な人だと思ってしまいます。
私は急ぐことが出来ない。
待ち合わせには1時間前に行く。待つのは全く苦にしないが、待たせるのは激しい苦痛だ。
出勤は定時の1時間以上前、どんなことがあっても急がねばならないシーンに自分が陥らないようにという決意です。

私、悟ってます。

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