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2010年7月26日 (月)

あぶはちとらず

◆朝日新聞の朝刊に「しつもん!ドラえもん」というミニコーナーがあります。
1面の下に質問があって、その答えは、新聞のなかのどこかにある、という趣向です。子どもに新聞を開かせようという取り組みですね。

さて、7月16日は、「192 ことわざ編」で

一度に二つ取ろうとして失敗することを「あぶ○○取らず」という。あぶと○○は昆虫。何かな。

その答えは

[こたえ]はち:あれもこれもと、欲ばるのをいましめることわざだよ。「二兎を追うものは一兎をも得ず」とも言う。一度に2匹のウサギ(二兎)をつかまえるのも難しいよね。

というものでした。このこと自体はまったくそれでいいのですが・・・。

広辞苑第五版でもこう書いてあります。

○二兎を追う者は一兎をも得ず
同時に二つの事をしようとすれば、両方とも成功しない。
○虻蜂取らず
あれもこれもとねらって一物も得られない。欲を深くして失敗するのにいう。

●「二兎を追う者は一兎をも得ず」という場合、兎を捕獲することが「プラスの価値」ですよね。得するわけです。
ですから、視野の中にいる兎を二匹とも捕まえたいと欲をかいて、両方とも捕まえられなかった。一匹だけ狙っていれば少なくともそれは成功したかもしれないのに、ということですよね。
●では「虻蜂取らず」の場合はどうなんでしょう?
虻を捕まえること、蜂を捕まえることが「プラスの価値」なのでしょうか?得するんですか?
どちらかというと、虻に刺されそうになった、蜂に刺されそうになった、それを逃れたいというのが普通ではないでしょうか。
虻と蜂に刺されそうになった、両方を捕まえて刺されないようにしようと思ったら、しくじってしまった。(この場合両方に刺されたということですか?)
どちらか一方を確実に捕まえてしまえば、刺されるのは一つで済んだのに、でしょうか?

どうにも、シチュエーションが理解できないんですよ。昔っから。意味は分かるけど。
わらしべ長者の昔話では、虻を捕まえるところから始まって、長者にいたるのでしたね。
それですか?いやあ違うだろうなぁ。

●検索してみたら、なんとなく漠然と分かりました。
主語が「人」じゃないんですね。
虻や蜂を取ることが「プラスの価値=得」であるような主語ならいいのですね。

一説に:主語は「クモ」だそうです。
クモの網に、虻と蜂がかかった。どちらから先に仕留めるか迷っているうちに両方に逃げられた。という説。
小さなクモの網ならいざしらず、ジョロウグモやオニグモの巣立ったら、どちらから手をつけて仕留めても他方が逃げるということはないんですけどね。
まあ、いいか。分かりやすいとはいえる。

また一節に:虻と蜂の両方を取ろうと夢中になっていた小鳥が警戒を忘れて鷹の餌食になってしまった、というのがあるそうです。
どちらか一匹だけを追っていれば鷹に気づいて逃げられたのでしょうかねぇ。よくわからない。

●しっかしまぁ、持って回った教訓だなぁ。
二兎のほうがわかりやすくていいですね。
虻蜂は使いにくいなぁ。

●ところで、落ち。
 私の場合に成立することわざ。
「虻蜂撮らず」
あ、ヒラタアブがホバリングしている、うまく撮れるか。
と思った瞬間
お、アシナガバチがやってきた
と意識がぶれて、
次の瞬間虻も蜂も飛び去ってしまった。
どちらかに意識を絞っていれば、撮れたのになぁ。

アブハチ撮らず

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