ジョロウグモ
7月17日
今の時期、網の位置がすぐ変わります。
ずっと同じ個体を継続的に見続けるのはなかなかに難しいですね。
この時は、獲物をぐるぐる巻きにして食事中。
そう大きい個体ではないのですが、姿が「雄大」ですよね、ジョロウグモって。
迫力がある。
「虫目であるけば」という本をお書きになった鈴木梅花さんは、ジョロウグモの卵塊を室内で孵化させて、300匹は居るかという子グモとしばらく生活し、やがて子グモは尻から糸を出して風に乗って流れるように飛び去っていったそうです。
20分ほどでm300匹の小グモは全部旅立ってしまい、あとには、突然の子離れに呆然としている親のようなわたしが取り残されたのでした。人間の勝手な好奇心のために室内で生まれてしまった小グモとちは、時期をみてちゃんと自分たちのいるべき場所に、旅立って行ったのです。小グモの晴れの自立の日、わたしの目はちょっと潤んでいたようでした。
すごいですねぇ。室内でジョロウグモを孵化させる気にはさすがにならないな。
「虫目であるけば」という本、名著の一つです。何かというと、ページをぱらぱらと繰ってニコニコしています。
私も、虫目モードというのを完全に理解できる「かかし」です。
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