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2010年7月28日 (水)

素足

2010.7.26付 朝日歌壇より
水に入る素足美し身すべてを母と呼ばるる人であれども:(野洲市)馬渕兼一
 永田和宏 評:「母と呼ばるる人」は妻だろう。水の素足には健康なエロスが。改めて惚れ直したか。

「母と呼ばるる人」が実際に自分の母である、というシチュエーションはいかがですか?
自分を含めた子を育て上げ、年齢を重ね、昔のあの激しい年齢の時に比べて、「小さくなった」母だけれど、素足を水に浸して「ああ、きもちいい」と安らぐ姿は、「美しい」と。
それは「エロス」を超えた美しさでしょう。痩せたすねです、筋肉の張りも失ったでしょう。
でも、時間と歴史を背負った人を美しいというのです。

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