オオシオカラトンボ産卵
7月17日
庭に出ていた妻が、トンボが産卵に来た!と叫んだので、とるものもとりあえず、カメラをひっさげて飛び出していきました。
邪魔をしてはいけないので、遠くからの撮影。動きは速い。
こんな写真しか撮れませんでしたが、写っているのがオオシオカラトンボのメスであることは間違いがありません。
激しいんですよ、腹部で水面を叩いて、前方に水を翅飛ばすという産卵です。
写真を撮っている時は忘れていましたが、オオシオカラトンボの産卵では、産卵中のメスの上やそばをオスがホバリングしたり、旋回したりすることが多いのです。「警護」と呼ばれているようですね。
上の写真を撮っている時は、視界にオスがいない、と思っていたのですが、私たち夫婦が駆けつけてきたので、オスは通常より高いところにいたのではないかと想像します。この産卵の後には、いつものように、オスが枝の先端などで、テリトリーの見張り行動をしていましたから。この時だけいなかったということはないでしょう。
ところで、「警護」ということばで表現されると、いかにも産卵中のメスを守っているかのような気がしますが、それだけかなぁ、という気もしています。
交尾後、自分の精子で受精した卵を自分のテリトリーのこの水面に「産め」と「監視している」ような気もするのです。
メスが産卵をやめて飛び去ろうとすると、オスが降りてきて、逃がさない。ちょっと攻撃的に産卵の継続を促すように見えるんですね。
自分の遺伝子を残そうとみんな頑張るわけです。他のオスの精子をかき出して自分の精子を渡すとかいうような行動も昆虫の中にはあります。
そういう目で見ると、オスの行動は、「警護」でもあるのでしょうが、「監視」であるような気も強くします。
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