帰還
2010.7.11付 朝日歌壇より
帰還とは燃え尽きること「イトカワ」の砂を残して南の天空(そら)に:(東京都)倉地克次
馬場あき子 評:「はやぶさ」帰還を詠んだ沢山の投稿歌の中から選んだ。上句に作者独特の人生観を反映したような言葉があってユニーク。
「明日のジョー」の「真っ白だ」の世代としては、はやぶさが「真っ白だ」と呟いたとしても、納得です。
選者の評はあんまり的を得ていない。
私が感情を移入するのは、「意志の持続」に対してです。
意志の完遂。
はやぶさも、そしてはやぶさの管制側も。
みごとでした。
朝日新聞の記者が撮影した写真は見事でした。
銀河を背景に燃える飛跡が写っている。
銀河、太陽系、地球、そしてはやぶさ。
一枚の中に、すべてが写っていました。
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