学食
2010.6.21付 朝日歌壇より
学生に混じって食べるのもいいと昼過ぎの学食の賑わい:(奈良市)杉田菜穂
先週、杉田さんが俳人デビューした話を書きました。
さっそく歌壇に投稿です。うれしいな。イメージ喚起力の強い歌を詠む方なんです。
なんとなく、学生気分が抜けないような、学生とも間違われるような、でも講師として一段別の視線をもちながら。自分が賑わいに参加するわけではないのだけれど、その賑わいがなつかしいような。
微妙なバランスを歌っていらっしゃいます。
ところで、最近の学生は、一人で学食で昼飯を食べることができないんですって?
友達がいないように見られたら「おしまいだ」みたいな感覚を持つらしい。
繊細というか、情けないというか。
団塊の世代の学生時代は、がつがつと、激しい食事をしましたよ。一人だろうがなんだろうが関係ない、早飯食いも芸の内、とか呟きながら、他人のおかずまで狙ったりしてね。
じいさんになったけど、野生の生存能力は高いんだぞ、オレたちは。
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