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2010年6月 2日 (水)

春眠

2010.5.31付 朝日俳壇より
三つまで数へ春眠へと落ちぬ:(東京都)丹羽ひろ子
 稲畑汀子 評:春眠暁を覚えず。一寸横になり三つ数えただけで眠ってしまった。

「春眠暁を覚えず」を「春は眠い季節だ」ととらえて、簡単に寝入ってしまった、という評ですが。違和感あり。
「春眠暁を覚えず」は「覚める」方についての話なのだと感じております。
「暁を覚えず」まで引いてしまうから、違和感になるのではないでしょうか。

冬の冷たい布団に身を固くして潜り込むのとは違って、気温もゆるやかになってきて、体も開けて気持ち良い「春の眠り」。つい心地よく、「墜落するが如くに」眠入ってしまったことよ。

のような気がいたしますが。
赤ちゃんや幼子は、つい今まで活発にあばれていたのが、一瞬にして熟睡に落ち込みますよね。あれ、大人としてはうらやましい。墜落睡眠というのかな。
大人になってから、墜落的な睡眠を経験できるのは、「贅沢」なことですね。うらやましい。

◆私的経験
勤務環境が変わった4月。50代の初め。布団の上に、あ~疲れた、とひっくり返って背を伸ばし、グイと起きあがった。連続動作のつもりだったのですが、時計を見たら30分くらいかなぁ、時間が経過している。体の中には「眠っていた」という感覚が全くない。普通寝ざめの感覚ってありますよね、あれがない。
なんだったんだ?異様な気分になりました。まるっきり心地よくない。不快。意識できないほどの睡眠への墜落と寝ざめ。自分というものが失われてしまうような恐怖のほうが強かった。
あんな経験はその時一回きりです。今でも思い出すと妙な気分です。

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