« たたまれて | トップページ | 更衣 »

2010年6月29日 (火)

湧き水

2010.6.28付 朝日歌壇より
湧き水にもろ手ひたせば指先ゆ身にひびきくる山のはつなつ:(福島市)美原凍子
 永田和宏 評:第四句に巧い!と唸った。「指先ゆ」も懇(ねんご)ろな表現である。

しびれるような冷たい水。その冷たさが指先からじーんと体に沁み入ってくる。その感覚が「身にひびきくる」ということですね。
私は第四句より、第三句の「指先ゆ」というところに強い実感を感じました。おみごとですね。

永田氏の評中「懇ろな表現」という言葉遣いが分からなかった。

ねんごろ【懇ろ】(ネモコロの転)
①まごころでするさま。心づかいのこまやかなさま。親切。丁寧。伊勢物語「狩は―にもせで」。「―な言葉」「―にもてなす」[広辞苑第五版]

「心づかいのこまやかなさま」という、これでしょうね。
私自身は使ったことのない表現です。

ところで、少し離れて。
夏の暑いときに、体全体に熱がこもっているような気分の時に、湧き水のような冷たい水を、手首にかけてみてください。
「効く~っ」という気分で冷感が体に走りますよ。とっても気持ちがいい。
お試しください。

« たたまれて | トップページ | 更衣 »

崩彦俳歌倉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 湧き水:

« たたまれて | トップページ | 更衣 »

2021年5月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ