夏至
今日は夏至です。
細かくいうと、6月21日23時44分に太陽黄経が90度になります。
「一年中で一番昼間の時間が長い日」と、気象情報番組などでは言っています。
これは理科年表2010年版からつくった表です。
「分」までの単位ですと、6月19,20,21日は昼の長さが同じですね。
むしろ、「太陽が一番高くなる日」というようないい方、理解の仕方の方がより良いのではないかなぁ。
春分・秋分の日には、真東から太陽が出て真西に沈む。
夏至では日の出・入りが一年で一番北側になり、南中高度が最も高い。
冬至では日の出・入りが一年で一番南側になり、南中高度が最も低い。
あるいは、春分の日を角度の原点にとると、90度回って夏至、さらに90度回って秋分、さらに90度回って冬至、さらに90度回ると一周して春分に戻る、という公転の概念を使う。
そんなふうに、多様なとらえ方を紹介した方がよいと思うんですけれどね。
「今日の話題」なので、急に思い立って表を作ってみました。
あんまり面白い話にはなりませんでしたね。残念だ。
なにかもっと面白い「思考のアングル」はないかなぁ。
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