砂漠の砂
ミネラル・フェア土産
「サハラ砂漠の砂:採集地 モロッコ・カサブランカ南東約350km。エルフード北方約30km地点」とラベルに印刷してありました。
サハラの赤い砂、ですねぇ。
拡大するとこんな感じ。
こんな砂の上にひっくり返ってみたいものですね。
(実際には、私は砂が苦手で、砂の上は歩けないので、無理ですが。高校生のまだ元気な頃に行った鳥取砂丘でも立ち往生してしまったものなぁ。今なんか一歩も進めやしない。)
ところで、黒い粒がありますね。
ひょっとして・・・
強力磁石の黒猫君再登場。
やったぁ!やっぱり砂鉄がある!
一緒に見ていた娘が今度は、幼い頃に砂鉄取りをずいぶんやったねぇ、と思い出モード。
この砂鉄、磁性のある酸化鉄です。金属鉄ではないはず。地球上の、生物がつくりだした「酸素環境」の中では、鉄は金属ではいられない。赤さびには磁性がありませんが、黒さびには磁性があるんですね。
これも、化学の授業だなぁ。
宇宙から来る金属鉄の隕鉄は酸素のない空間にいましたから金属でいられたのですね。
地球上では鉄は錆びる。それは「生物的」なことでもあるのです。
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コメント
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サハラ砂漠、モロッコ、カサブランカ、なんかロマンティックですよね。実際はそんなのさらゝ無いですけど・・。「サハラに死す」という本をご存知ですか?知人に紹介されましたが未だに怖くて読めません。サハラ砂漠をラクダで横断しようとして、途中で渇死した日本人青年のお話です。もう、35年くらい前のことなのですが・・・。
投稿: 桔梗 | 2010年6月21日 (月) 15時19分
題名だけは知っていますが、読んでいません。
私は水平線というものは幼い頃からなじみがあるのですが、地平線というものを見たことがないのですね。
360度すべての方向が地平線、という視覚体験をしてみたいなぁ。
投稿: かかし | 2010年6月22日 (火) 08時38分