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2010年6月22日 (火)

紫陽花

2010.6.21付 朝日俳壇より
煩悩の足止めて見し濃紫陽花:(蒲郡市)牧原祐三
 紫陽花には七変化の名もある。煩悩具足。

紫陽花や姿見せずに子ら走る:(柏市)藤嶋務
 大串章 評:紫陽花の向こうを子供たちの声が走って行く。紫陽花の別名は七変化、子供たちの声もさまざま。

両選者とも、「七変化」の別名を示しておられます。俳句を詠むほどの人は充分御存知のことと思いますが。
「煩悩」と「変化」。「声音」と「変化」。そのように読むことを示唆しておられるのでしょう。
私は、そういう風には、感じとっていませんが。

心の内にいろいろなことを抱えながらも、紫陽花のまえに佇んでしばし我を忘れる。

びっしりと茂って向こうも見えない紫陽花の陰を子らが走る。そのくらいの背丈の子ですね。
元気なことだ。そして、紫陽花の向こうに広がる「遊び空間」の広さが感じられます。

敢えて「七変化」を持ち出さなくてもよいように思います。

ところで、余計な心配を一つ。
最近、ランタナというきれいな花が広まっています。我が家にもありますが。
これの別名がまた「七変化」。
使い方を誤ると、あるいは解釈の仕方を誤ると、すれ違いが発生すると思いますよ。

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