暴れ川
2010.6.21付 朝日歌壇より
四、五軒は同じ地名の向こう岸かくも昔は暴れ川なり:(焼津市)増田謙一郎
佐佐木幸綱 評:何十年、何百年単位でのたうつように川の流れが移動していたのだ。生きている川をクローズアップした。
私、東急多摩川線の沼部駅の近くに住んでおりますが、「沼部」という地名からお分かりのように、このあたりは「山の手」ではなく、かつての多摩川の河川敷です。低いんです。
多摩川も暴れ川だったのです。
川というものは、必ず暴れるもの。暴れてもある範囲内にとどめておくことができるというのが「治水」。
多摩川を挟んだ向こう側の神奈川県側には、「下沼部」という地名があります。
川は生きもの。絶えず姿を変えるもの、なのです。
◆なんだか、テレビドラマで「同窓会」ですか?主役が沼部に住むという設定だったのですって?東京ど田舎というイメージだったらしいですね。まぁ、そんなものかな。撮影は多摩川駅の方だったらしいですよ。笑ってしまった。
「崩彦俳歌倉」カテゴリの記事
- 榠樝(2021.02.01)
- オオスカシバ(2020.10.06)
- 猫毛雨(2020.04.20)
- 諏訪兼位先生を悼む(2020.03.25)
- ルビーロウカイガラムシ(2020.01.17)
コメント