位牌
2010.5.17付 朝日歌壇より
春来れば黒き位牌の匂いつついくつも売れて店は明るし:(八戸市)山村陽一
馬場あき子 評:事柄をうたっているだけだがいろいろと考えさせられる。上句と下句の照応も面白い。
あれって、季節性のある「商品」なんですか、知らなかったなぁ。
葬儀にかかわる方々には申し訳ないけれど、もう「戒名」なんてやめた方がいいなぁ。
本来、修行に専念するために、俗世から身を引きはがして、俗世での名前を捨て、仏門での名前をもらい、派手な服装は謹んで黄色のぼろぼろの服を着て、頂ける食事だけを頂いて、俗世への執着を断ち切ったのでしょ。
日本の今の仏教は「執着」だらけじゃないですか。
死んで仏門に入る、なんてやめましょうよ。生きているうちに、わずかでいいから、執着を削って、小ざっぱり身ぎれいに死ねれば充分でしょう。
そう思っております。
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