桐の花
4月29日
この日は風の強い日でした。
電車に乗って本屋さんに行こうと外出したら、道路の真ん中をビニール袋が飛ばされて舞っています。まずいな、と左右を見てから拾ってきました。どこかごみの集積所に置こうと思ったのですが、みれば、こうです。
中に入っているのは、これは桐の花ですね。
どなたか桐の花を拾って、袋に入れて持ち帰ろうとなさったのでしょうが、風に飛ばされて気づかないまま行ってしまわれたのでしょう。
戻ってこられないかなぁ、としばらく待っていたのですが、人がやってくる気配もなし。
いいか、持ち帰ろう、と背中のリュックに放り込んで買い物へ。
帰宅してから、妻に、これが桐の花だよ、と見せました。
こんなに大きいのか、と驚いた様子。
匂いを嗅いでみな、独特の香りがわずかにするから。
ホントだ。
芳香というほどではないのですが、かすかに、独特の不快ではない香りがあります。
散った花だし開いてみよう
こうなっていました。
花弁とオシベが一体になって落ちたものですから、当然メシベはありません。
おもしろいですね。下の方で一体化している。
葯はずいぶん大きなものです。
今年、桐がそばにあることを知って、ついに花を知り、今回中身まで見させてもらいました。気づくと色々なことがどんどん展開します。こういうの、楽しいですねぇ。
役に立ついうことはないけれど、知らなかったことを知ることができる、というのは純粋な喜びですね。
楽しいや。
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