ひとすくいのひしゃくの水
5月19日
庭の小さな池の水面に浮き草が発生すると取り除かなければなりません。
でも、取り除いたものをそのまま捨てるわけにもいかないのです。
大きなバケツに移して、すこしずつ丹念に見ながら捨てます。
ここでご紹介するのは、たったひしゃく一杯の水。
まずは、上の写真。イトトンボのヤゴですね。
左側の脚2本を失っていますが、生き延びられれば再生できると思います。
これんんですね。こういうヤゴがいるのでむやみと水を捨てられない。
救ってやったからとて、全部が生き延びられるわけではないのですが、でも、捨てたくはない。
そこで、少しずつ丹念に見ながら捨てるしかないのですね。
もうボウフラもいました。
成虫は歓迎されませんが、じっくり眺めればボウフラもそれなりに可愛いものです。
腹端部から上に伸びているのが呼吸管です。
これを水面にくっつけて空気を呼吸します。
あまりはっきりしないのですが、右へ伸びているのは鰓の一種ですが、水中の酸素を呼吸するための装置ではないようです。詳しくは知らないのですが、体内の塩分濃度(浸透圧)調整用ではないかと聞いたことがあります。
メダカの幼魚も入っていました。
体の左側に心臓があって、拍動しているのですが、肉眼で見るのはちょっときつい。
イトトンボのヤゴだとメダカを食べることはないかもしれないのですが、アカトンボあたりになると、大きくなったヤゴはメダカを食べられます。小さいうちはメダカに食べられてしまうかもしれないのですが、どっちも壊滅するということはありません。
http://homepage3.nifty.com/kuebiko/science/Movies.htm
これは私の「理科おじさんの部屋」というホームページですが、ここに、いくつかの動画を置いてあり、卵の中でのメダカの鼓動もみられます。よろしかったらどうぞ。
カイミジンコも泳いでいました。普通のミジンコだとぴょんぴょんという感じで泳ぎますが、カイミジンコはなめらかにかなりの速さです~っと泳ぎます。慣れればすぐ識別できますよ。
ヤゴの脱け殻も浮いていました。最初の写真のヤゴのものかどうかは分かりません。
何匹もヤゴを回収しました。
さて、今年はどんなトンボが羽化するやら。
大型のトンボはいないような感じですね。
イトトンボ、アカトンボ、シオカラトンボくらいはいるかなぁ。
これからの季節が楽しみです。
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