コクロヒメテントウ
5月4日
コクロヒメテントウです。
小形のテントウムシです。ナナホシなどのような輝きはなくて、短い毛が生えているのでしょうか、つや消しぎみです。
成虫も幼虫もアブラムシを食べます。
これが成虫ですが、幼虫はちょっと変わった姿でして(去年も載せましたよね)
5月10日
サザンカの若い葉の上。
白いのがコクロヒメテントウの幼虫です。右のは、ちいさなアブラムシを捕獲していますね。
左下ではヒラタアブの幼虫が大きなアブラムシを捕獲しています。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/HTMLs/kokurohimetentou.html
幼虫図鑑です。このサイトによりますと
カイガラムシのように見えるが,白いのは分泌した蝋物質で,アリに対して「私はカイガラムシです」と偽装しているのだそうです。蝋物質を取ると緑っぽい色をしているそうですが,かわいそうで確かめられませんね。
そうなんだ、カイガラムシへの擬態なんですね。
妻に、これはコクロヒメテントウというテントウムシの幼虫だ、と教えたら、カイガラムシだと思って潰しちゃいけないのね、と言っておりました。
人に対してはこの擬態は「負の擬態」になりそうですね。
カイガラムシやっつけなくっちゃ、という反応をひきおこしますよね。
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コクロヒメテントウの幼虫とカイガラムシの見分け方はありますか?
今、飼っているアゲハの幼虫に柚子の葉を餌として与えているのですが、その柚子の葉に白い幼虫がついていました。コクロヒメテントウの幼虫なら良いのですが、カイガラムシなのか分かりません。
投稿: ももじり | 2017年6月28日 (水) 10時09分
決定的なことはいえないのですが、慣れると姿で識別できます。また、コクロヒメテントウの幼虫はアブラムシを求めて歩き回るわけですから、移動能力が高い。見ている前でも歩きます。カイガラムシは、葉にくっついたままそうそう移動はしません。葉から樹液を吸っていますので。そんなところでどうでしょう。チョウの幼虫に食草の葉を与える時に、葉の表面を撫でてやることは大事です。寄生バエの場合、幼虫そのものに産卵せず、葉に産卵して葉と一緒に食べられるという形で寄生しますので。幼虫の成長は楽しいですね。
投稿: かかし | 2017年6月28日 (水) 15時34分