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2010年5月21日 (金)

「あかつき」

◆アサヒコムから引用します。

探査機「あかつき」、金星軌道に H2A打ち上げ成功(2010年5月21日8時19分)
 日本初の金星探査機「あかつき」を載せた大型国産ロケットH2A17号機が、21日午前6時58分22秒、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。約27分後、高度約420キロであかつきを分離し、金星に向かう軌道へ投入することに成功した。
 ・・・
 17号機はあかつきを分離した後、高度約4800キロで宇宙機構が開発した宇宙帆船の実証機「イカロス」(重さ約310キロ)を、高度約6800キロで全国20の大学・高専が共同開発した小型衛星「UNITEC(ユニテック)―1」(重さ約21キロ)を相次いで分離。金星に向かう軌道へ乗せた。
 イカロスは地球の重力圏外で太陽光の圧力を帆に受けて進む世界初の実験に挑む。UNITEC―1は、学生らが手作りした宇宙用のコンピューターの耐久性を競う「宇宙コンペ」を実施する計画。
 また、17号機はあかつきの分離に先立ち、創価大、早稲田大、鹿児島大が開発した小型衛星3基(重さ1~1.5キロ)を地球を回る軌道に向けて放出した。

この「あかつき」と「イカロス」にはかかしさん夫婦の名前も刻まれたプレートが載っておりまして、ついに私たち夫婦も「金星探査」へ出発したのです。うれしいな。
月周回衛星「かぐや」のメッセージキャンペーンに参加しましたら、今度はこんなメールが来たのですね。

 JAXAでは来年度に、金星探査機「あかつき」を打ち上げる
予定ですが、これに先立ってまたお名前やメッセージを集め、金星にお届けするキャンペーンを実施しています。そこで皆様のお名前を今度は金星にお届けしたいと思います。

現在、月面には私たち夫婦のメッセージがあり、地球を見守っています。
今度は金星探査です。
良い時代に生まれ生きました。
小学生の頃、人類初の人工衛星が打ち上げられ、以来、ずっと宇宙探査を見続けることができたのですから。
他惑星の姿も鮮明に見ました。興奮しました。
太陽系を振り返る写真を見たときも、ぞくぞくしましたっけねぇ。
人生の終盤にさしかかったところで、自分たちの名前を刻んだプレートが地球周回軌道をも離れて、人工惑星に乗って金星へ行けるなんて。昔は想像も出来なかったことです。
感慨ひとしおです。
イカロスは太陽光の圧力を帆に受けて太陽系を漂い旅する予定です。
うまくいくといいですね。見守りましょう。

◆ところで、ネット上で朝日、毎日、読売、日経などを見たのですが、みな打ち上げ時の写真を掲載していますが、中で読売だけが「先端にリング状の雲をかけ上昇するH2A17号機(21日午前6時59分)」という写真も一緒に掲載しています。

できればここに、「H2A17号機が音速を突破する瞬間」というようなキャプションも一緒についていれば最高なのにね。

0521h2a JAXAのネットライブの画面をパソコン上で撮影したものです。
粗くてなんだかよくわからないと思いますが、ロケットの先端部がふくらんで見えているのです。これが先端部にできた雲です。音速を超えるときに生じる強烈な圧縮膨張のせいで雲が生じているのです。
この後、ロケットは音速をはるかに超えてしまいますので、こういう雲は見られなくなります。これが見られるのは、音速を超える瞬間からしばらくの間だけです。

月周回衛星「かぐや」の打ち上げの時にこの現象に気づき、ブログに書いて紹介しました。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_82b8.html
ここに、2007年10月 1日 (月)付で
「かぐや」打ち上げ
こういう記事がありますので、お読みください。このなかでロケットの「帽子」の話を詳しくしています。

いろいろなマスコミ報道を見ていて、理科的に優れた報道だな、というのは意外と少ないものです。記者が踏みこんで理解していないときちんと書けませんものね。
理科おじさんの「理科眼」はまだ衰えていないと思いますよ。

◆「はやぶさ」が帰ってきます。
 小惑星の岩石採取に挑んで、6月の地球帰還を目指している小惑星探査機「はやぶさ」が、地球の撮影に成功した。というニュースが入ってきています。

 はやぶさは現在、地球から見て、かに座の方向へ約1100万キロ・メートル離れた場所を時速1万8000キロ・メートルで飛行中。はやぶさから見ると、地球はマイナス8・3等と非常に明るく光っているため、画像には地球を貫くように白い光が縦に入り、白くにじんだ様子で写っている。月はマイナス4・6等の明るさに見えているという。

はらはらどきどき、なんだかけなげで、人工惑星なのになんだか感情移入してしまって、ジンと来ています。
Hayabusa
こんなふうに、地球と月を見ながら帰還の道を進んでいます。
うまくいけば、小惑星の塵が入っているかもしれないカプセルをオーストラリアに落とし、本体は地球の大気に包まれて燃え尽きる予定です。
よく帰ってきたね、おかえりなさい。
といってあげましょう。
(きっとその時、私、ウルウルしてしまうと思うな。)

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