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2010年5月19日 (水)

丿乀

2010.5.17付 朝日歌壇より
丿乀(へつふつ)と杖つく父は朝な朝な病棟五階に臥す母見舞ふ:(匝瑳市)椎名昭雄
 佐佐木幸綱 評:ほとんど使用されることのない字を、表意文字として採用した工夫に注目。父の足取りのおぼつかなさを表現する「丿」と「乀」。前者は右から左へ曲がる意。後者は左から右へ曲がる意味である。

タイトル、読めました?
私は読めませんでした。
でも、分かってしまうと実によくできた字だと感心します。
私の歩き方も「丿乀」そのものだものなぁ。
表意文字ということですが、なんだか、動き、姿をとらえたショットのような字ですね。

◆内緒話:「匝瑳」市って読めました?
「そうさ」です。
去年の5月の朝日歌壇にこんな歌があるのですよ。

匝瑳(そうさ)市の匝の字説かば匹の字のルの字を除き巾の字入れる:(匝瑳市)椎名昭雄
 佐佐木幸綱 評:匝という珍しい漢字をうたった一首。知らない人が多く教えるのに苦労するのだろう。漢字を歌う歌は、「吹くからに秋の草木をしをるればむべ山風をあらしといふらむ」(百人一首)で知られるように、伝統的なもの。「匝」は「巡る」の意味。「匝瑳」は古代の郡の名「匝瑳郡」に拠るという。

漢字って難しいですねぇ。

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