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2010年4月19日 (月)

お散歩かかし:手すり

0404m8_tesuri 4月4日
あれ、密蔵院にも手すりがついた!
嬉しいですねぇ。
この石段なんです、私がこけて落っこちて、大事な右足のひざをひねってしまって、1カ月くらい歩けなくなり、その後も私の歩行能力の大幅な低下をきたしたのは。
2段目位のところで、バランスを崩して落ちたのですが、体を強くひねってしまったのですね。かといって真っすぐ尻から落ちればきっと腰を痛めていたでしょうし。
手すりがあればねぇ、とため息をついたものです。

白山神社の鳥居の下の階段や、拝殿の階段に手すりがついたのはずいぶん以前にご報告しました。
やっと密蔵院にも手すりがつき、安心して石段が登れます。

この写真が4日ですが、5日の朝日新聞には面白い話が載っておりました。

手すりクネクネ時代 「直線より安心」病院・学校にも (2010年4月5日)
 くねくねした手すりが街なかに増えている。手すりは真っすぐが定番だったが、波形のこの手すり、つえを使うように水平部を支えに階段を下り、斜め部を取っ手のように引っ張りながら上れるため、安定感があり足の負担も少ない。手すりで遊んで滑り落ちる子どもの事故防止や、来校者への配慮から、学校でも導入が広がっている。
 東京都文京区の湯島天神。境内への階段を、お年寄りの夫婦が「あら、珍しい手すりね」「へぇ。つかみやすいんだなあ」と話しながら、一歩一歩、足を進めていく。
 都内ではほかに、六本木ヒルズや新宿、品川などの区役所、神宮球場、JRや私鉄の複数の駅などにある。また、比叡山延暦寺(大津市)、清水寺(京都市)など著名な神社仏閣でも設置されている。高齢者のいる個人宅や病院などの需要も高く、設置個所は全国で4万3千を超える。
 この手すり「クネット」をつくっているのは、長崎・佐世保のクネット・ジャパン(中村聡社長)。2004年創業、正社員30人の小さな会社だ。九州では知られているが、関東や関西でも近年、設置が広がっている。
 波形は、直線より滑りにくくて力も入ることから、高齢者や障害者にも使いやすい。横浜市港北区にある東急東横線の菊名駅で、同社と九州大が行った調査では、回答者360人のうち8割が「直線の手すりより使いやすい」と回答。特に、下りる時が「直線より安心」と高評価だった。回答者の半数は60代以上だ。
 使いやすい波の大きさを追求した結果、今の製品は波の山部分の間隔が約33.5センチ。傾斜の急な階段と、公共施設などで最近増えてきた踏み幅が広く緩やかな階段の、両方で使いやすさを研究し、この数値に行き着いたという。
 学校での採用も広がる。
 東京都大田区立御園中学校では、足が不自由な生徒が入学した3年前、校舎内の階段すべてに取りつけた。来校する高齢者にも好評という。同中は「授業で福祉や、誰もが使いやすいユニバーサルデザインを学ぶだけでなく、それを実感できるものが身近にあるのはいいこと」という。
 同区立西六郷小学校でも、階段に設置。山口勝己副校長は「『社会には多様な人がいて、誰もが暮らしやすいような工夫が必要』ということを子どもたちが理解するきっかけになった」と言う。直線の時は子どもが滑って遊び危険だったが、今は心配ない。
 クネット社の古賀勝彦副社長は「支え合いや、思いやりの心を伝えるシンボルとして、世界に広めたい」と話している。

いいですね、ほんとにいいですね。
下りがこわい、つらいのです。これはホントにい工夫です。是非広まりますように。
欲を言えば、冬、金属の手すりは冷たくってねぇ。木では難しいでしょうが、何か表面の熱伝導率を小さくする工夫があれば、抜群に使いやすくなります。
駅の階段などで、古い木の手すりがあると、つかみにくいけれど、暖かくて冬は助かるのですよねぇ。
なにか、工夫ができたら良いですね。



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