腐った味
2010.4.26付 朝日歌壇より
ぜったいに腐らぬものを日々食べて腐った味を知らぬあやうさ:(鎌ヶ谷市)正治伸子
動物としての生存能力の低下、というべきですね。
私たちの世代くらいは、なにせ、電気冷蔵庫がない時代に育ったから、腐る、ということもよく知っていますが。
傷んだものは、そこを切り落として食べる、かびた餅やかびたパンは、カビをこそげて食べる。傷んだかなぁ、と思ったら、火を通して食べちゃう。
鮮度によって、料理方法を変える。
いろいろありましたねぇ。
じいさんばあさんのほうが、若い人より生存能力が高いなんていうのは、変だなぁ。
腐った味や腐ったにおいを知っております。
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