栄転
2010.4.19付 朝日歌壇より
栄転の送別会と歓迎会幾春経ても拍手する側:(和泉市)長尾幹也
高野公彦 評:春は送別会・歓迎会の季節だが、勤め人の多くが「拍手する側」にいるだろう。{永田和宏氏も選んでおられます。}
思うに、「栄転」を字義通りに受け取ることはないのかもしれませんね。たとえ「左遷」であっても、「○○君の栄転を祝して!」とかいうんですよね、「公式」には。いくら白々しくても。
そこまで考えなくても、栄転は異動のことでいいかもしれませんね。
この歌としては、自分は昇進とは関わりの少ない道を歩んできたことだなぁ、という感慨が込められているのかもしれないと思って読みました。
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