老いる
2010.4.5付 朝日歌壇より
神様に借りたるものをひとつずつ返すことなり老いるというは:(大和市)水口伸生
永田和宏 評:少しずつできなくなることが多くなる。老いは、神様に借りていたものを返していく過程なのだという。寂しくもゆったりした諦念。
障害を背負った私は、さすがに頑健な体も疲れて、50代初めで退職してしまいましたね。
神様が「これしょってけ」と背負わせてくれた荷物ですから、老いてお返ししたいですね。
この荷物を背負っていたおかげで、他の方には見えない、人間というものの姿を色々と見させて頂きました。でもねぇ、もうういいでしょう。もう、そろそろ、自分の人生の終点を自分でつけてもよいでしょ?ね、神様。
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