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2010年4月 7日 (水)

椿

2010.4.5付 朝日俳壇より
椿落ち水生き生きと走りけり:(大牟田市)古賀昭子
 稲畑汀子 評:赤い椿であろうか。水の流れに落ちた花びらによって水が生き生きと走る変化の発見。

{かかし}澄んだ水だけではその流れは見えにくい。椿の花が落ち、浮くことによって水の流れが可視化されたのだろう。こういうふうに流れていたのかとの驚きがこめられている。

椿ですからね、落ちたのは「花びら」というよりは「花」でしょう。
落ちる花を、せめても乗せてあげたいと、水は願う。
はなやかな軌跡を描かせてあげて、視界の外へと引く余韻。水の流れは椿に想いをかけるのです。

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