« 鶴帰る | トップページ | 猫柳 »

2010年3月11日 (木)

北極星

2010.3.8付 朝日俳壇より
白鳥の帰る北極星を指し:(米子市)中村襄介
 稲畑汀子 評:北極星に向かって帰る白鳥との別れ。

北へ。
その意志の指すところ。北。

句の中では「北極星を指し」という言葉が、はるか「北へ」帰る、という白鳥たちの意志を指示していますが、評の中で「北極星に向かって」といわれると、少しずれた感じがします。
またこの評がほとんどトートロジーになっていて、原句の鑑賞になにも付け加えていない、と感じられてしまうのです。
どうも、悪い癖で、つい選者に逆らいたくなる。ごめんなさい。

« 鶴帰る | トップページ | 猫柳 »

崩彦俳歌倉」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 北極星:

« 鶴帰る | トップページ | 猫柳 »

2024年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ