風神
2010.3.8付 朝日俳壇より
風神の袋からつぽ春うらら:(鎌倉市)土山忠滋
長谷川櫂 評:冬の間に風を使い果たした風の神。春の女神のうららかな光の前になすすべもない。
空っぽになった袋に風を詰め込んだら、春の嵐が吹き荒れます。
袋の中身がだんだんあたたかくなる。
風神さんも風の仕入れ先が変わるのですね。
冬将軍から春の女神へ。
「崩彦俳歌倉」カテゴリの記事
- 榠樝(2021.02.01)
- オオスカシバ(2020.10.06)
- 猫毛雨(2020.04.20)
- 諏訪兼位先生を悼む(2020.03.25)
- ルビーロウカイガラムシ(2020.01.17)
コメント