ツマグロオオヨコバイ
3月5日
啓蟄の前日。気温さえ高ければ、虫たちは活動できる状態に入ってきているのですね。
去年の春分から、太陽が345度回り、あと15度で再び春分。
「啓蟄」という名を与えた古人の知恵はおみごとです。日々の寒暖を超えて、長い年月の中で、この時期を表現するのによい言葉を与えた。
太陽の位置を区分したものですから、名前は便宜上のものなのです。
「24分の23点」だっていいのです。味もそっけもないけれど。
そこへ、啓蟄という、そろそろ虫たちも活動できるようになってきたよ、という名前を与えたことに、自然への深い観察と理解を感じます。
暖冬だというけれど、寒いじゃないか、とか
予報を外したら謝ってくれよな、とか
世知辛いことでとんがっていないで
何十年もかけて季節の移り行きを眺め心に刻む、そんなゆかしさがほしいですね。
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