ブランコ
2010.3.8付 朝日歌壇より
蹴ることは戻ることとは知らざれどただ蹴るまだ蹴る二歳ブランコ:(諏訪市)宮澤恵子
永田和宏 評:蹴っても蹴っても戻ってくる。そんな原理は知らなくても、知らないが故に、一心に漕ぎ続ける幼子の喜び。
二歳でしょ、ブランコでしょ。
何を「蹴って」いるのかな?
前に立ったお母さん?
いや、大きなお姉さんお兄さんたちが、ブランコをこぐのを見ると、足を曲げたり伸ばしたりしている、それをまねているのかな?
今一つ「蹴る」ことの中身が見えてきませんでしたが、かわいいですね。
短い脚で漕いでいるのです。
俳句の方では「ふらここ」という季語があって春ですが、そういう「俳句地方」独特の言い回しはなるべく避けた方が楽しいですね。
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