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2010年3月24日 (水)

こつんこつん

2010.3.22付 朝日俳壇より
石舞台こつんこつんと蝶ふたつ:(東京都)長岡貝郎
 長谷川櫂 評:明日香村の石舞台。そのまわりで蝶が舞っている。巨石に当たる音がするはずもないが、聞こえるのだ。

巨石に近づいてはまた離れ、離れてはまた近づき、ひらひらと舞っていたのでしょう。
その情景の表現として「こつんこつん」という言葉を掘り出して見せた、すごい言葉の技ですね。
やわらかい飛翔、ふわふわした飛翔、それが、こつんこつん。
このギャップが、石舞台を中心に据えた春の「光景」を見事に切りだしていますね。

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