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2010年3月10日 (水)

泣く声

2020.3.8付 朝日歌壇より
隣り家の赤児の泣く声きこゆれば寒夜のひとりもほのぼの温し:(徳島市)磯野富香

こういう感性って、ごく普通のものでしたよね、かつては。
赤ちゃんの元気な鳴き声は決してうるさくはない。
子が成長していくエネルギーを鳴き声を通じて分けてもらうような気分。
若い親がおろおろすれば、年長の者が「泣くことが赤ちゃんの仕事なんだから」と声をかける。

なんだかなぁ、このごろ、学校や公園のそばの住民から、子どもの声がうるさい、騒音被害だなどという訴えがでる。
世知辛いというのか、不寛容というのか、みんなが「苛立って」いませんか?
ゆっくりゆっくり、のんびりのんびり、子は育ち、じじばばは老いる。
元気な声からエネルギーをもらいましょうよ。

我が家の前に保育園児がお散歩に来ると、もう、あの声が楽しくて。泣き声でサヨウナラになるのだけれど、あ、泣いちゃったぁと、にこにこしてしまいます。
我ら夫婦は、「無敵のお散歩隊」と呼んで、楽しみにしております。

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