鶯餅
2010.2.22付 朝日俳壇より
鶯餅二つ並べば二人めく:(船橋市)笈川夜白
人間のパターン認識って本当に不思議なものなんですよね。
円のなかに点が二つあれば「顔」に見える。
物が二つ並ぶと「カップル」「連れ添う二人」に見える。
自動的にそう認識する自分の心。それをまた、妙に客観視する自分自身。
幼い子どもが、「ままごと」遊びなどするときの、「見立て」もその原型として実に面白いものです。人間の認識能力の仕組みを垣間見る「窓」です。
自分自身を観察してみませんか?面白いですよ。
「崩彦俳歌倉」カテゴリの記事
- 榠樝(2021.02.01)
- オオスカシバ(2020.10.06)
- 猫毛雨(2020.04.20)
- 諏訪兼位先生を悼む(2020.03.25)
- ルビーロウカイガラムシ(2020.01.17)
コメント