佐保姫
2010.2.7付 朝日俳壇より
佐保姫のまだ着膨れて夢の中:(飯塚市)釋蜩硯
大串章 評:佐保姫は春をつかさどる女神。その佐保姫が着ぶくれて閉じこもっている。春の到来はまだまだ先のようだ。
さお‐ひめ【佐保姫】サホ :春をつかさどる女神。佐保山は平城京の東に当り、方角を四季に配すれば東は春に当るからいった。<季語:春> 。兼盛集「―の糸染めかくる青柳を」
たつた‐ひめ【竜田姫・立田姫】(竜田山は奈良の京の西に当り、西は秋に配当されるので) 秋をつかさどる女神。<季語:秋> 。[広辞苑第五版]
この句が投稿されたのはおそらく1月中旬から下旬。
今日、2月8日のビヨウヤナギ。
もう、佐保姫のお目ざめも進行中。
神の目ざめはゆっくりと。
「未央柳」。「美女柳」とも。女神が小さく欠伸をしておられます。
のびのびと。
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