除夜の鐘
2010.2.1付 朝日俳壇より
除夜の鐘天頂の望月の鐘:(熊谷市)時田幻椏
金子兜太 評:除夜の鐘がひろがる空に陰暦八月十五夜のごとき満月。満月から初日への年越しだった。
今年の元旦の午前4時ころ、月食がありました。このことは私のブログで扱っています。
http://yamada-kuebiko.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-0bd0.html
毎日新聞では
「その昔「晦日(みそか)に月が出る」はあり得ないことのたとえだった。」
とありました。
そのことがくっきりと、上掲の句に表れております。
金子氏の評の「陰暦八月十五夜のごとき」は不要ですね。
「除夜の鐘がひろがる空に満月。それは望月。しかも、時は元旦、「ついたち(朔月)」なのに。暦がきしむ。」
と、これくらいでいかがでしょうか。
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Google ウェブ アラートからの報で、我が句の御紹介を知りました。心から御礼申し上げます。ありがとうございました。
投稿: 時田幻椏 | 2010年2月 6日 (土) 10時26分
金子兜太氏の評に「かみつく」など、とんでもないことをしております。笑って見逃して下さい。
投稿: かかし | 2010年2月 6日 (土) 15時17分