春を待つ
2010.2.22付 朝日俳壇より
箱の中小さき靴も春を待つ:(佐賀市)吉田キミ子
かわいいですね。は~るよこい、は~やくこい、あ~るきはじめたみいちゃんが♪でしたか。
昔、友人に赤ちゃんが生まれたりすると、妻がよく「靴」をつくってプレゼントしていました。
フェルトをパステルカラーに染めて、小さな靴を作るのです。実用品じゃありません。
見ていると「くっく」というしかない可愛らしさに、思わず笑ってしまう、という品物。
歩く前の赤ちゃんに履かせて楽しむものでした。
考えてみれば、2本の足で立ち歩くなんて、奇跡的なことだと思いませんか?
この不安定さ。
でも、ちゃんと歩くんだよなぁ。
初めて2,3歩、あっ歩いたと思うと、ぐんぐん歩き方が上達する。
重たい頭で不安定で、はらはらしますが、ちゃんと歩いて、そのうち走る。
観察して下さい。これは奇跡的なことですから。
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