しづる
2010.2.15付 朝日俳壇より
雪しづり地球自転の振り落とし:(熊谷市)河端不三子
恥じ多きブログです。「しずる」という言葉を知りませんでした。無知蒙昧。なっさけね。
しず・る【垂る】シヅル:自四・下二:木の枝などから雪が落ちる。為忠百首「朝まだき松の上葉ウワハの雪は見ん日かげさしこば―・れもぞする」[広辞苑第五版]
「したたる」はしっていますが、「しずる」は知りませんでした。
地球の自転に雪がしづり落とされた、という内容でしょうか。
理系人間としては納得はしていませんが、詩のイメージとしては了解できます。
(かつてSFにありましたが、ある時、地球が突然自転を止めたら、地上のものは慣性によって振り飛ばされるでしょうね。でも、回っている限り、その回転の振動などはないのです。モーターじゃないから。)
地球自転の速度って、赤道上で考えて
4万km/24時間 → 約460m/s なんですよ。とんでもないスピードでしょ。
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