にごらぬもの
2010.2.1付 朝日歌壇より
耳遠きわれに届くは鳥の声にごらぬものに耳は応ふる:(小平市)水上ひろ子
「耳遠き」と歌っておられますが、想像するに、難聴でいらっしゃるのではないでしょうか。
私も、左耳の聴力がガタガタに落ちた状態。不調の時は耳鳴りがします、右耳から入る音と左耳から入る音が同じ音なのに、同じに聞こえなくて、分裂して聞こえます。
そのような時の特性。
テレビのアナウンサーなどの声で「子音」が強くて母音がはっきりしない時、うまく聞き取れません。「ささやき」って、子音の言葉でしょ、ですから聞取れません。
ある音に別の音がかぶさると、どっちの音もわけ分からなくなります。
無駄なバックグラウンドミュージックなど流されると、イライラします。聞取れなくなって。
鳥の声は、美しい「母音」
鳥の声は、澄んだ重なりのない声。
ですから、私のようなタイプの難聴でも、すっきり聞取れます。
作者も、そういう状態でいらっしゃるのではないかと想像するものです。
いかがでしょうか。
耳を大切になさいませ。
それにしても、音楽を聞かなくなったなぁ。
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