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2010年1月13日 (水)

福笑い

2010.1.11付 朝日俳壇より
福笑いとつても長い鼻の下:(長岡市)内山秀隆
 金子兜太 評:「長い鼻の下」つまり鼻下長。女色に迷いやすい男の福笑いとは更に目出たいのだが、どこかいかがわしい気分も。

金子氏の評は、それ自体が「作品」になってしまっているようで、評を読み解くことがまた難しい。
「どこかいかがわしい気分も」といわれても、よくわかりません。
なにが目出たいのかも、ぽかん。

「鼻の下が長い」という言い回しはよく知っています、もちろん。「はなの下が長い」から「チューリップ」なんていう冗談も。
で、語彙の少なさが露呈。「鼻下長」という言葉は知らなかったのです。告白します。

びか‐ちょう【鼻下長】 (鼻の下の長い者の意) 女にあまいこと。また、そういう人。女ずき。[広辞苑第五版]

はあ。

この福笑い、だれがやったんだろう?
この句の作者がやって、自分が作った顔をみたら「鼻の下が長かった」という句なんですか。

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