« 浮島 ふるさと | トップページ | 君なき冬 »

2010年1月20日 (水)

帰る 行く

2010.1.18付 朝日歌壇より
母逝きて育ちし家も壊されて日本は「帰る」から「行く」国になる:(アメリカ)大竹幾久子
 高野公彦 評:心の基点を失い、急に日本が遠くなった感じなのだろう。
 永田和宏 評:故国も帰るところではなくなる寂しさ。

前の美原さんの歌への評で高野氏は「ふるさとは優しく魂を包んでくれるところ、私を無名の赤子にしてくれるところ。」と書いておられました。
併せて、読んでください。

個人的なことですが、私には「ふるさと」も「じっか」もありません。
生まれは秋田。記憶もない1歳で東京に来て育ち、基本的には東京っ子、都会っ子。
親と住んでいた借家に結婚して夫婦で住みはじめ、親は別の土地へ移りました。その後、引っ越して現在の家に至ります。
私にとっては、「ふるさとは優しく魂を包んでくれるところ、私を無名の赤子にしてくれるところ。」という「ふるさと」はありません。

結婚して夫婦で話し合ったこと。
どんな小さな一部屋でも、夫婦の住みかが「帰る」ところ。実家へは「行く」という。

国を離れるということは大きなことですから、軽々しく言うことはできないのですが、人間、地球上のどこで生まれてどこで死のうと同じ事、というように考えています。自分たちも、また家族も。
私の墓標は地球です。

« 浮島 ふるさと | トップページ | 君なき冬 »

崩彦俳歌倉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 帰る 行く:

« 浮島 ふるさと | トップページ | 君なき冬 »

2024年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ