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2010年1月15日 (金)

ミノムシ

0103minomusi1正月3日。
線路の柵。
視界の端に、形ではなく、動きが入ってきました。
なんだ?と見定めれば、影が動いている。
風に何かが揺れているようです。
0103minomusi2
ミノムシでした。チャミノガというガの幼虫かと思います。

今、梅谷献二(うめたに けんじ)さんという有名な昆虫学者の方の本を読んでいます。「虫けら賛歌」創森社、2009年2月刊 という本です。
いろいろご紹介したくなる話が満載なのですが、ミノムシについて引用します。

 『枕草子』には、「みのむし、いとあわれなり」に始まり、「鬼の産んだ子だから、親に似てこれも恐ろしい心を持っているだろうと、父親がボロを着せて捨て、『秋風が吹くころ迎えに来るから待っていろ』と言い残して逃げてしまった。ミノムシは捨てられたのも知らず、秋になると『ちちよ、ちちよ』とはかなげに鳴く。よくよくあわれなり」という意味の有名な記述がある。
 清少納言が、鬼は蓑笠をつけているという伝承から採用した「鬼の捨て子」と、姿を見つけにくいカネタタキの鳴き声をミノムシと誤認したと思われる「チチと鳴く」は、その後、永くミノムシについて回ることになる。もちろんミノムシには発音器がなく、鳴くことができないが、「蓑虫鳴く」は今も俳句の秋の季語に残っている。

みの‐むし【蓑虫】ミノガ科のガの幼虫。樹木の枝や葉を糸で綴ってその中に潜み、蓑を負うような形をしている。袋の中で蛹化し、次いで成虫(ミノガ)となる。雌は成虫も無翅で幼虫と同様袋の中にすむ。袋は丈夫で、財布などの材料とした。鬼の捨子。鬼の子。<季語:秋> 。枕草子43「―いとあはれなり…八月ばかりになれば、ちちよ、ちちよ、とはかなげに鳴く」[広辞苑第五版]

そうなのかぁ。ミノムシも鳴かせてしまうのかぁ。びっくりしました。

布団にくるまってミノムシやってると、鬼の子になっちゃうのかなぁ。
もっとも、幼いころから親に、おまえは本当に天邪鬼なんだから、と言われていたのが、そのまんま爺さんになったのですから、そりゃ、鬼にもなろうというものですね。

ミノムシがもっと普通の虫に復活するといいですね。

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