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2010年1月13日 (水)

冬薔薇

2010.1.11付 朝日俳壇より
散るといふことも力や冬薔薇:(吹田市)小井川和子
 稲畑汀子 評:寒い中で花を咲かせる冬の薔薇は蕾を持ってから開花するのに時間がかかる。またなかなか散らないのも力が要るのであろう。

よくわからないのですが、「散らないのも力が要る」と詠んでいるのですかこの句。
咲くには力が要る。これは、ごく当然。
でも、散るにも力が要るんだよ、と詠んでませんか、この句。
散ることもまた命の力の表れなのではないでしょうか。
寒さの中、咲き、散ることに命の力が「あらわれている」と詠んでいるのだと、私は思うのですが。

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