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2010年1月29日 (金)

天地返し

2010.1.25付 朝日歌壇より
百キロの麹の「天地返し」してかさかさの手に艶戻り来る:(長岡市)唐沢美也子

佐佐木幸綱 評:まさに生きものとしての麹を実感している一首。独特のにおいと湯気も読める。{高野公彦氏も選んでおられます。}

佐佐木氏の評でもいいのですが、「生きものとしての麹を実感」「におい」「湯気」のほかに、おそらくもう一つあるのです。佐佐木氏はひょっとしてご存じないかもしれない。

それは「コウジ酸」。
「Kojic acid」というのですけどね。
麹を扱う人の手が、いつもつやつや、しっとりして美しい、ということがあるのです。
パン生地をこねる職人さんの手も同じように、いつもしっとりきれいだといいます。
で、このコウジ酸、美白化粧品に使われるのですね。
一時、発がん性が疑われていましたが、今はまた復活しているのではなかったでしょうか。

そういう、「コウジ酸」の効能、女性はきっと敏感に知っておられる。
そのあたりの感覚が詠み込まれているのだと思いますよ。

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