« 時速2キロ | トップページ | 猿 »

2009年12月 9日 (水)

短き電話

2009.12.7付 朝日歌壇より
長男を亡くしたわれに口重き三男が短き電話かけくる:(山形市)渋間悦子
 佐佐木幸綱 評:三男の心に、そして母の心に、長男の死がもたらした大きな波紋。人間の深い物語をたたえる一首。

「おふくろ、元気か」とぼそっと聞いてくる。その無愛想な言葉遣いに、息子の深い思いやりを感じとっていらっしゃる。と、よみました。

で、佐佐木氏の表現に一言。「たたえる」という言葉は意味の混同を避けるために「湛える」と漢字表記した方がよいのではないでしょうか。

« 時速2キロ | トップページ | 猿 »

崩彦俳歌倉」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 短き電話:

« 時速2キロ | トップページ | 猿 »

2023年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ