時速2キロ
2009.12.7付 朝日歌壇より
土曜日はサンダルの底ひきずりて時速2キロでゴミ出しに行く:(川崎市)川島隆則
佐佐木幸綱 評:そろりそろりとしか歩けない可哀想な「われ」の自画像。せっかくの土曜日、眠くてしかたがないのである。
佐佐木氏の評の前半は私もそう思います。でも後半は「?」。
なさけないよなぁ、普通の速さの半分か3分の1しか出ない。
という嘆きでいいのでは?
「土曜日は」の「は」は、自治体で決まっていることの表明ですから、そこに「せっかくの土曜日」という意味は読めない気がします。そうなら「土曜日に」という表現になるのではありませんか。
私は月曜日の資源ごみ回収の日に、古新聞などを出しに行きますが、時速2キロも出ません。とぼ、とぼ、です。腰痛気味の時は、一歩ずつ重心の移動の度に腰の具合を確かめながら行きます。
まあ、それもまた、よし。のんびりまいりましょう。
「崩彦俳歌倉」カテゴリの記事
- 榠樝(2021.02.01)
- オオスカシバ(2020.10.06)
- 猫毛雨(2020.04.20)
- 諏訪兼位先生を悼む(2020.03.25)
- ルビーロウカイガラムシ(2020.01.17)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント