ヒメシロモンドクガ羽化:メス
こちらがヒメシロモンドクガのメスです。
実は初め、繭に残された蛹の脱け殻か、などとぼんやりしていました。
そうしたら、一緒にいた妻が、動いてるわよ、と。
なるほど、成虫です。翅が退化しているのですね。
一応、翅の形はあるのですが、とても小さいのです。
http://www.jpmoth.org/Lymantriidae/Orgyia_thyellina.html
このサイトによりますと、
「10月に出る2化の♀だけ翅が退化する。」とありました。
夏の季節に羽化するものはメスでも翅があるということでしょうね。
写真を撮っているうちに、左手に移ってきてしまいました。
こそばい。
たいていの昆虫はこういうとき手を立てると上へ歩きます。
実際、こうなりました。
爪の先まで歩いて行きました。
ドクガといっても、べつにかゆくなるわけではありません。チャドクガなんかはのんびりこういうことをしている気にはなれませんけれど。
さて、飼育ケースの中でオスとメスが羽化するとどうなるか。
当然、交尾、産卵が行われるのです。
これがヒメシロモンドクガの卵です。
不思議な模様ですね。
成虫は一応ケースに入れて、蓋をしないで屋外に置いておきました。
メスはケースの中で死に、オスはどこかへ飛び去りました。
あんまり増えてほしくもないけれど、卵は観察継続ということになりました。
私にはつぶせません。
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