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2009年11月10日 (火)

個の闇

2009.11.8付 朝日歌壇より
一括りに自死は年間三万人三万通りの個の闇あるを:(和泉市)長尾幹也
 馬場あき子 評:一口に自死は年間三万人といわれている日本。一括されてしまう巨大死を悼み、そこに三万通りの個人の生の闇や家族の嘆きまで見ようとしているのだろう。
{佐佐木幸綱氏も選んでおられます}

私って、どうも、偏屈人で。自分自身に対して「自殺の権利を留保する」と考えているものです。自殺はそんなに悪くもない。産まれてくることには自分の意志は関われなかったのですから、せめて死ぬときくらい、自らの意志のもとに死にたいと心から願っております。ちゃんと死にたい。
で、自らの体の細胞が反逆して増殖して死に至る「癌死」が最も好ましい死に方だと考えておりますが、それがならなかった場合、どこかの年齢で必ず自殺いたします。自殺も生き方の一つです。自らの意志のもとに自らの人生に決着をつけます。(こんなこと書いても、今、心配していただくなくて大丈夫ですよ。サインを出しているわけじゃありませんから。)

自殺なさった方だけに「個人の生の闇や家族の嘆き」があるのではありません。すべての人間に、地球上の総人口の数だけ「個人の生の闇や家族の嘆き」があるはずです。それが生まれ、生き、死ぬということでしょう。

生まれた数だけ死ぬのです。これをこそ「巨大な死」というべきでしょう。巨大な死によって巨大な生が支えられてきました。38億年もの間連綿と。

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