オニヤンマ
2009.10.26付 朝日歌壇より
スーパーの天井近く不器用にとぶオニヤンマ秋は哀しき:(奈良市)松永奈央子
高野公彦 評:鬼ヤンマは秋の風物だが、スーパーに迷い込んだ姿はかわいそう。
オニヤンマを「秋の風物」と言われてしまうことには抵抗感があります。
地域によっても違うでしょうが、6月頃から9月頃というのがオニヤンマの季節ではないかなぁ。立秋すぎたら秋、といわれたら、そりゃまぁそうですけれど。
夏休みの暑い日に、オニヤンマとにらみ合う。昆虫少年の思い出はそういうところではないかなぁ。立秋前か後かなんて関係ない。
灯りにひかれてスーパーに入ってしまったのですね。
スーパーやコンビニは昆虫にとって恐ろしい罠になります。
店内を暗くして、外の方が明るくなるようにして、窓を開けてやれば出られるんですけれど。
そこまではやなないだろうなぁ。
本当は「哀しい」生きものはヒトのほうなんですけれどね。
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